御裁き指南
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公事方御定書(写本)

公事方御定書(写本)

 十八世紀半ばに八代将軍・徳川吉宗の下で編纂された、上下二巻からなる幕府の法律書。一部の役人以外には非公開であった。上巻は重要な単行法令を、下巻は俗に「御定書百箇条」と呼ばれ、刑法を中心とした諸規定を収録している。

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三奉行問答

三奉行問答

 諸国大名・旗本領の領主が、量刑判断を始めとする重要な施策について疑義が生じた場合、幕府に伺いを立ててその指示を仰いでいた。写真は寺社・町・勘定のいわゆる三奉行が取り扱ったこうした問答をまとめたものである。

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刑罪大秘録(写本)

刑罪大秘録(写本)

 当時行われていた様々な「御仕置」(=刑罰)についての詳細な図解や牢屋敷の図面を載せた実用書。牢屋に関する業務を担当していた北町奉行与力の家に伝わっていたものを、十九世紀初頭に書き写したものと思われる。

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御仕置例類集(大成評議律)

御仕置例類集(大成評議律)

 幕府自身の手によって編纂された刑事裁判例集。十八世紀半ば以降に関係機関で 取り交わされた量刑をめぐる議論が類別に整理されて収められており、本ヴァー チャル御白洲はこの記録から作成した。写真の大成評議律は、九州・延岡藩主の 家に伝わったとされる重要な写本である。

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科条類典

科条類典

 『公事方御定書』を編纂する際に用いられた過去の裁判例などの資料や条文確定に至る議論の過程を、条文毎に整理編修したもの。条文の解釈や適用の基準として参照された。編纂に関与した実務役人のみならず、徳川吉宗による意見も窺い知ることが出来る。なお本写本は勝海舟(勝安芳)によって収集・所蔵されていた蔵書のひとつである。

科条類典 科条類典

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